ご葬儀いろは
ご葬儀は故人に「ありがとう」をお伝えする最後のお別れの儀式であり、また、始まりの儀式でもあります。
葬儀に参列する人、喪主になる人には、それぞれ細かいマナーや役割があります。
その中でも特によくお受けするご質問として、
■香典袋の表書き
■作法
■葬儀の種類
をご説明します。
どうぞご参照ください。
香典袋の表書き
作法
【神道葬儀 玉串奉奠(たまぐしほうてん)】
@順番がきたら前に進み、遺族、神官に一礼し玉串を受け取ります。
このとき、右手が根元、左手が葉先になるように受け取るように。
A玉串を胸の高さに右回りに回します。(葉先が向こう側、根元が手前に)
B左手が根元、右手が葉先になるように持ち替え、さらに右回りに回します。
C根元を祭壇に向けて、両手で静かに捧げます。
二礼し、音を立てずに二回しのび手を打ちます。
D最後に深く一礼して下がります。
葬儀の種類
自分らしさ、故人らしさのあるご葬儀をしたい、と思う方が増えています。
一風変わった葬儀をしたいという事でなくても、葬儀にはどんな種類があるのか。
情報を役立て、ご要望通りの「らしさ」のあるご葬儀をされるのもひとつです。
【葬儀式・告別式】
本来、「葬儀式」と「告別式」は別のものですが、現在は一つの流れの中で行われることが多いようです。
「葬儀式」は、故人の魂を送るために行われる宗教的な儀式です。
「告別式」は、友人や知人が故人と最後のお別れをする社会的な式典です。
また最近では、葬儀よりも「通夜」の方が会葬者が多くなるという逆転現象も増えてきています。
一般の葬儀式、告別式を行う場合にも、祭壇の飾りつけや流す音楽に工夫をしたり、ビデオや記念コーナーを設置するなどして、故人の小勢を表現することができます。
【社葬・個人葬】
会社の社長や会長などが亡くなった時や、社員が殉職した時などに、会社が主催して行う葬儀が「社葬」です。
これに対して、会社ではなく遺族が主催して行う一般的な葬儀が「個人葬」です。
遺族と会社が合同で行う場合は「合同葬」といいます。また、葬儀は会社以外の団体が主催することもあります。これらは総称して「団体葬」といいます。
【家族葬・密葬】
「家族葬」と「密葬」はどちらも主に親族や親しい者だけで行う葬儀ですが、別のものです。「密葬」は「本葬」とセットで行う葬儀です。故人が有名人であったり、社葬など、多くの会葬者がいる場合には、まず、親族や親しい者だけで葬儀を行うことがありますが、これを「密葬」と呼びます。そして後日、一般の参列者を招いた「本葬」を行います。
これに対して、「家族葬」は単独で行う葬儀です。家族や親しい友人など少人数で行います。「家族葬」を行う場合、会葬者だけでなく、他の方々へも、失礼の内容にお知らせをして、弔問・供花・香典などの辞退をする必要があります。
一般には葬儀の後に火葬を行いますが、火葬の後で葬儀を行う地域もあります。これを「骨葬」と呼びます。
「密葬」後に火葬にふして、「本葬」は「骨葬」として行うこともあります。
【仏式葬儀・キリスト教葬儀・神式葬儀】
「葬儀」はどの宗教で行うかによって「仏式葬儀」、「キリスト教葬儀」、「神式葬儀」など様々な形式があります。また、創価学会は僧侶なしの「同志葬(友人葬)」を行います。各新興宗教にもそれぞれの形式があります。
【直葬(火葬式)】
葬儀を行うことは法的な義務はありませんので、葬儀をしないことも可能です。
葬儀をしない場合も、亡くなった場所からの搬送、納棺、安置、死亡診断書の提出と火葬埋葬許可書の取得、火葬が必要です。この場合、身内だけで火葬に臨みますが、火葬時に僧侶にお経をあげていただくこともできます。
このような葬儀を「直葬」と呼ぶこともあります。
【自由葬・音楽葬】
従来の葬儀の形式にこだわらずに自由な発想で行う葬儀を「自由葬」と呼びます。無宗教で行う場合もありますし、そうでない場合もあります。
生演奏やCDなどによって音楽を「献奏」するような、音楽を重視した葬儀を「音楽葬」を呼びます。
【自然葬・散骨・樹木葬】
海や川、山、宇宙などに散骨を行って自然にかえすことを「自然葬」と呼びます。通常の葬儀を行ってから、遺骨の一部を簡単な儀式と共に散骨することが多いようです。
散骨は、扱いのある葬儀社を通して依頼することができます。
葬儀の後で、直接散骨専門の業者に依頼することもできます。
樹木の生い茂る森の中に樹木を植えたりして埋葬することを「樹木葬」と呼びます。
「樹木葬」が行えるのはあくまでも墓地として登録された場所です。「樹木葬」は葬儀というよりも遺骨を埋葬する墓地の種類です。
【生前葬】
生前葬とは、当事者本人が生きているうちに皆様にお別れを伝えるセレモニーです。
「葬」という冠がついておりますが、葬は亡者を弔うことを示しますので、生前葬は葬儀ではありません。
簡単に申し上げれば、お誕生日会のパーティーや結婚式の披露宴の延長と思っていただければよろしいかと思います。
ほとんどの生前葬は無宗教スタイルで執り行われることが多いため、ホテルの宴会場やパーティー会場などで執り行います。
また、無宗教スタイルの生前葬では、パーティーに列席する服装(ドレスやタキシードなど)で参加しても失礼ではありませんが、生前葬を執り行うほとんどの方は、ご列席の方に平服での参加をお勧めしているようです。
仏式で行われる無宗教葬は、授戒式(お戒名を頂くお式)として執り行われることが多いようです。
もしもの時、ご葬儀に関して、休日夜間問わず、ご連絡ください。
0120-64-4187【通話無料・24時間365日対応】
ご相談だけでも結構です。
また、生前でのご相談も承っております。